2020/12/09
Chromeの「パスワードの確認」とは?パスワード漏洩時の対応方法
Google Chromeで、「パスワードの確認」ポップアップが出た……。でも、これはウイルス、マルウェア、詐欺ではないので落ち着いて!
このポップアップが出たら、Googleのパスワード確認機能「パスワードチェックアップ」で対応します。そこで、Google Chromeの「パスワードの確認」と「パスワードチェックアップ」について、概要と利用手順を紹介します。
Google Chromeの「パスワードの確認」って何?

「パスワードの確認」と題し、「サイトまたはアプリでのデータ侵害により、パスワード情報が漏洩しました。保存したパスワードをすぐに確認することをおすすめします」というポップアップが表示されることがあるそう。
このメッセージは、パスワードの不正使用を知らせてくれるものなのですが、一瞬ウイルスやマルウェア、フィッシンング、詐欺を疑いたくなりますよね。
しかし、これはGoogle Chromeのれっきとした機能なので、ひとまず落ち着いてくださいね!

このポップアップのなかにある「パスワードを確認」をクリックすると、「パスワードチェックアップ」というパスワードがどこかで漏洩した場合、教えてくれる機能に移動、対応が始まります。
Googleの「パスワードチェックアップ」を使用する方法

それでは、パスワードチェックアップを使用する手順を紹介します!

ちなみに、表示された結果から、Chromeに保存してあるパスワード変更もできます。

「パスワードを変更」をクリックすると、該当ページのトップ画面に飛びます。マイページなどの管理画面で新しいパスワードに変更しましょう。
Googleの「パスワードチェックアップ」でできること

パスワードチェックアップは、もともとはGoogle Chromeの拡張機能として提供されていたものですが、2019年10月からはGoogleアカウントの「セキュリティ診断」の1つの機能としても使用できるようになりました。
この機能を使えば、パスワードが不正利用されていないか、使いまわしているパスワードがないか、不正使用される可能性があるパスワードがないかを、普段から確認できるのです!
ポップアップは表示されていないけれど、パスワードの管理のために使用状況を確認したい……という場合にも使えますね。
自分のパスワード使用状況を確認したい場合の使い方は?

どのサイトでパスワードを使いまわしているかなど、自分のパスワードの使用状況を確認したい……という方は、以下の手順でパスワードチェックアップが利用できます!
この場合、パスワードマネージャーのページに直接アクセスする、またはGoogleアカウントの「設定」からパスワードマネージャーに入るという2つの方法があります。
「設定」から入る場合は、

その後は、前述の『Googleの「パスワードチェックアップ」を使用する方法 』 と同様、Googleアカウントのパスワードを入力すると、パスワード確認が始まります。
2~3分で終了!パスワードチェックアップを利用して、安全・安心なネット利用を

今回、筆者も自身のパスワードの使い方を確認すべく、実際にパスワードチェックアップに挑戦!ものの2、3分で確認できました。 パスワードを忘れてしまった場合は再設定が必要なため、もう少し時間がかかるかもしれません。
しかしながら、今回の記事でパスワードチェックアップの内容と対応手順をしっておけば、万が一のときにもスムーズに対応できるはず!
パスワードを使いまわしている方は、パスワードチェックアップで安全確認後、変更できるものからパスワードを変え、安心してネットを利用できる環境を作っていきましょう!