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2019/08/07

爪が反り返るスプーンネイルの原因は?大人と赤ちゃんそれぞれの対策

爪がさじ状に反り返る症状を「スプーンネイル」といいます。大人はもちろん、赤ちゃんや小さな子どもにも起こりうる病気の一種ですが、その原因は何でしょうか? 爪の変形を防ぐ対策法や日常における注意点などを解説します。

スプーンネイルとは?



「爪は健康のバロメーター」ともいわれますが、赤ちゃんから大人までがかかりやすい爪の病気に「スプーンネイル」があります。

爪は痛みを感じにくい部分なので、異常があれば早めに対策をとりましょう。

健康な爪は指に沿って自然なカーブを描いていますが、「スプーンネイル(さじ状爪)」にかかると、次第に中央がくぼみ爪先が反り返ったような形になります。

その形状はまるでスプーンのようで、「健康な爪よりもやや厚みが出る」「茶色や灰色などに変色しやすい」などの特徴があります。

大人の場合は、力が加わりやすい手足の親指、人差し指、中指に症状が現れやすく、痛みは感じません。裸足で遊ぶ幼児の場合は、足の親指の爪がスプーン状になりやすい傾向があります。

スプーンネイルになりがちな3つの原因



スプーンネイルになる原因は人それぞれで、年齢や職業によっても傾向が異なります。一般的な成人の場合、主に3つの原因が考えられるでしょう。

日々の「爪のケアの仕方」がスプーンネイルを引き起こす場合があります。

たとえば、爪をラウンド型に整えようとして爪の両端を短く切っている人は少なくありませんが、この形状だと爪甲が指の腹にかかる力を支えきれなくなってしまいます。

爪に力や負担がかかり続けた結果、次第に反り返った形状に変わっていくのです。

普段から指や爪に力がかかるような仕事をしている人はスプーンネイルにかかりやすい傾向があります。

爪が付いている部分は指の第一関節部分ですが、爪の先端部分には末節骨が到達していない部分があり、指の腹から力が加わると爪がもろに影響を受けてしまうのです。

特に、中指、人差し指、親指は力が加わりやすく、普段から慢性的に指を酷使すると外力に耐えきれずに爪が変形していくでしょう。

特に、重い荷物を持つ職業や指の腹に力を入れて洗髪する美容師、手足の力を必要とする農業従事者は注意が必要です。

「外部からの圧力」という外的要因のほかに、体の中の栄養素が不足していることで起こるスプーンネイルもあります。

カルシウム、ケラチンなど硬くて丈夫な爪を作る栄養素はたくさんありますが、中でも「鉄分」が不足すると爪が脆弱になるといわれています。

鉄は、血液中のヘモグロビンの材料となったり、酸素や栄養素を体中に運んだりする役目があるのはご存じでしょう。肌や骨、髪を丈夫にするコラーゲンの合成にも欠かせません。

鉄分が不足すると全身の組織が酸欠状態になり、栄養の行き渡った丈夫な爪が作られにくいのです。ここに「外部からの圧力」が加わると、爪は容易に変形してしまうでしょう。特に「鉄欠乏性貧血」の人は注意が必要です。

赤ちゃんの爪が反ってしまう理由



赤ちゃんのスプーンネイルは主に以下の原因が考えられます。赤ちゃんや小さな子どもの場合はほとんどが一過性なので気にしすぎることはありませんが、爪切りの際は毎回チェックするようにしましょう。

赤ちゃんの爪切りをした人なら分かりますが、大人の硬くハリのある爪と違ってやわらかく、大人の爪の半分から2/3ほどの厚さしかありません。爪を構成するタンパク質や水分量の割合は人それぞれで、遺伝的にやわらかい爪を持つ子もます。

赤ちゃんは日常的にハイハイをしたり、物をぎゅっと握ったりする癖がありますね。つま先立ちやつかまり立ちも多く、手だけでなく足の爪にも常に圧力がかかっているといえます。

爪が薄くやわらかいと、どうしても反り返りやすくなる傾向があります。乳児期から幼児期にかけては、元気いっぱいに裸足で活動する子も多いので、爪の割れや変形がないかをこまめにチェックしてあげるとよいでしょう。

母乳やミルクからバランスよく栄養を得ている場合、赤ちゃんが貧血になるケースは少なく、多くは外的な要因が考えられます。

しかし、スプーンネイルに加え、顔色が悪い、元気がない、爪が白っぽい、疲れやすいといった症状が出た場合は、大人同様に栄養不足による貧血などが疑われます。

慢性的な栄養不足が続くと、爪だけでなくさまざまな器官の成長にも影響するので、小児科に相談しましょう。予防接種や定期検診の際に聞いてみるのもよいでしょう。

自宅でも症状の対策はできる



スプーンネイルは、長年の習慣や癖の積み重ねによるものです。病院に行ってもすぐに完治するわけではないため、普段から爪のケアや予防をコツコツと行う必要があるでしょう。自宅で簡単にできる対策法を紹介します。

爪の縁を切る「ラウンド型」にすると、指腹から爪甲に加わる力が均一でなくなるため、爪の変形が起こりやすくなります。

爪を切るときは、爪の両側が皮膚とつながるように「スクエア型」を意識してみましょう。スクエア型に切ることで、爪甲にかかる圧力が分散され、スプーンネイルの症状が改善されます。

鉄分不足によるスプーンネイルの場合、「バランスの取れた食生活」を心がける必要があります。

女性の場合、月経による出血で1日に失われる鉄分量は男性の約2倍です。妊娠中は妊婦の鉄分が胎児に移行しますし、授乳期には母乳と一緒に鉄分が対外に出ていくため鉄分が不足気味になることもしばしばです。

スプーンネイルに加え、めまいや顔面蒼白などの「鉄欠乏性貧血」の症状がある人は、鉄分の多い食品を積極的に摂取しましょう。

鉄分は良質な動物性たんぱく質やビタミンC、ビタミンB12を含む食品と一緒に食べると吸収率がアップします。

大人よりも薄くやわらかい赤ちゃんの爪は変形しやすいことを頭に入れておきましょう。

スプーンネイルが見られても、体が元気であれば栄養不足や貧血が原因とは限りません。ほとんどは一過性のもので、成長するにつれて自然と改善していきます。

一方で、赤ちゃんはハイハイをしたり、指をくわえたりするので、爪の間からバイキンが入って赤く炎症を起こすケースもあるでしょう。

スプーンネイルは通常痛みを伴いませんが、痛がる素振りを見せる、または赤く腫れている場合は皮膚科での受診をおすすめします。

小さな子どものスプーンネイルは「潤い不足」が原因であるケースもあるようです。

大人よりも爪が薄く乾燥しやすいため、お風呂上りなどに保湿剤を塗布して潤いを与えてあげましょう。ポイントは1本1本に丁寧に擦り込むことです。

大人のスプーンネイルの場合も同様で、潤いや栄養分がしっかり浸透した爪は弾力があり割れにくいです。いつもの肌ケアに「爪のケア」もプラスしてみてはいかがでしょうか。

爪は健康のバロメーター



スプーンネイルは痛みを伴わず、日常生活にも支障をきたさないことが多いですが、症状の背後には栄養不足や思わぬ病気が潜んでいることもあります。

爪の形や凹凸を意識することで、自分や子どもの体調を知るきっかけにもなるでしょう。

赤ちゃんや小さな子どもなら、一過性のケースが多いですが、お母さんが日頃から注意深くケアしてあげたいですね。不安を感じた場合は皮膚科での受診も視野にいれましょう。

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