エアドロップ痴漢の防衛策!その設定のしかた
iPhone同士でデータ通信し、手軽に画像や動画を共有しあえる便利な機能「AirDrop(エアドロップ)」。しかし昨今、この機能を逆手にとって他者にいやがらせをする行為が相次いでいるといいます。
電車の中でふいに自分のスマホ画面に表示される、誰かから送られてきた見知らぬ画像。こうした俗にいう「エアドロップ痴漢」は全国で続発している状況です。そこで被害を防ぐためにも、エアドロップの設定を今一度見直すことが防衛策のひとつとなるでしょう。
エアドロップの設定を確認
エアドロップの設定は2種類の方法で行えます。まず、設定アイコンのメニューにある「一般>AirDrop」をタップすると、通信相手を選択できます。また、ホーム画面の右上にあるWi-Fiマークあたりをタップしたまま下にスライドし、コントロールセンターを表示。その左上にあるWi-Fiマークが入ったボックスを強く押し込むと、エアドロップの設定ボタンが表示されます。
いずれの方法でも、ここで「すべての人」が選択されると、周りにいる不特定多数のユーザーと交信が可能になります。また、「連絡先のみ」にすれば連絡先に登録された人とだけ通信できるように。エアドロップを使わない人は「受信しない」を選んでおけば、データを受信することはなくなります。
・受信しない…誰とも送受信を行わない。エアドロップを使わない人はこれを選択
・連絡先のみ…事前に連絡先に登録した人のみがリストに表示されるようになる
・すべての人…範囲内にいるすべてのユーザーがリストに表示される
本来は便利なエアドロップ機能
昨今は事件の報道のほうが先行し、あまりいいイメージをもたれないかもしれませんが、本来エアドロップとは非常に便利な機能です。旅行先で撮影した画像を友達と共有したいとき、ヨチヨチ歩きの我が子の動画を親のスマホに入れてあげたいとき。エアドロップさえあれば、相手先のアイコンをタップするだけで送信できるのだから。
エアドロップのやり方はいたって簡単。
①お互いのスマホを近づけて、「写真」アプリから送りたい写真を選択。画面左下のメニューアイコンをタップして…。
②メニュー中央にある「AirDrop」に送りたい人のアイコンが出現したら、それを押すだけ。
③一方、送られてくる側にはこのような表示が出るので、「受け入れる」を押せばすぐにデータを受け取ることができます。画像、動画もこれで簡単に受け渡し可能。使いこなせばこれほど便利な機能はありません。
自分のライフスタイルに合わせて設定を決めておくことで、より便利に、より安全にスマホを楽しむことができます。
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