2019/11/04
日本のゲーム史を学べる横スクロールゲームをANAが公開!年代ごとにグラフィックが進化する!
横スクロール型アクションゲームを遊ぶと、日本のゲーム史が学べる。そんな楽しいウェブゲームを、なんと全日本空輸株式会社(ANA)が開発、この度一般に公開されました。なぜ航空会社のANAが?その答えは、訪日外国人向けのプロモーションの一環だということです。

話題のゲームは「GAME CHRONICLE」という作品。Web上で展開するゲームなので、専用のアプリは必要ありません。スマホでもPCでも専用サイトにアクセスすればすぐに遊べます。簡単なアクションを楽しみつつ、ところどころにあるゲームのエピソードを回収していくのが目的です。

操作方法
スマホで遊ぶ場合は、画面の中央から右にスワイプすると主人公が右に向かって進みだし、左にスワイプすると反対方向に動きます。また、画面上部にスワイプするとその場でジャンプ。ちなみに斜め上に指を滑らせれば、その方向に進みながらジャンプします。

1980年代:ファミコン登場
ゲームの目的は、ステージの道中に散りばめられたゲームが詰まった青い宝石を回収すること。触れるとその年代に活躍したゲーム機、またはソフトの情報が飛び出します。ステージは横だけではなく上のほうにも道があるので、すべての宝石を取るにはくまなく動き回らないといけません。

ステージの最初は1980年代。グラフィックも当時に合わせて、ファミコン風のドット絵になっています。青い宝石からは「ゲームウォッチ」や「ゼルダの伝説」など、レジェンド級のゲームTIPSが飛び出します。ちなみに黄色いコインはスコアを上げるためのアイテムです。

しばらく進むと赤い再生マークが落ちていました。これに触れると、なにやら人が語り掛けてきて……?このゲームは外国人向けに作られているのでテキストはオール英語。でも大好きなゲームのことが書かれているから、普通の英文よりも理解しやすかったりして。ここで再生を選ぶと……?

動画がスタート!なんとこの人は、当時任天堂で開発部長を務めていた上村雅之さん。ファミコンやスーパーファミコンの開発に携わっていたエピソードを語ってくれます。ガイダンスとして英語の字幕が入りますが、音声は日本語なのでご安心を。

ステージの後半には「制限時間内に赤いコインをすべて取れ」といったボーナスステージもあり。これがなかなか手ごわくて面白い!最後にゴール地点までいってステージクリアです。

クリアするとスコアとともに、これまで取った青い宝石の中身が並んでゲーム史が完成します。ゲームメーカーの垣根を越えて様々なハード、ソフトが登場するので貴重な資料といえそうです。
