世界のアプリ提供会社ランキング発表!バンダイナムコが5位に
全世界のモバイル市場のデータ分析をしているApp Annieが、世界アプリパブリッシャーランキングを表彰する「トップパブリッシャーアワード2020」の結果を発表。これによると「バンダイナムコ」が第5位に入り、日本企業のトップとなりました。
PUBGなど人気ゲーム会社が上位を占める
世界アプリパブリッシャーランキングは2019年1月1日~12月31日までの収益、ダウンロード数、月間アクティブユーザーのデータをもとに、アプリ市場の拡大に貢献した企業52社を割り出したもの。1位は「PUBG MOBILE」などを提供する「Tencent」、2位は「荒野行動」や「Identity V」の「NetEase」、3位は「Call of Futy」や「ディアブロ」シリーズで有名な「Activision Blizzard」でした。
◆日本勢はバンダイナムコ、ソニーが10位圏内に
発表された52位までのうち、日本企業でランクインしたのは以下の10社です。いずれも世界規模での展開や新作のヒット率などを持ち合わせた企業であることがうかがえます。- 5位 バンダイナムコ
- 8位 ソニー
- 12位 LINE
- 13位 スクウェア・エニックス
- 16位 ミクシィ
- 21位 サイバーエージェント
- 23位 コナミ
- 25位 ガンホー・オンライン・エンターテイメント
- 36位 DeNA
- 50位 任天堂
サブスク躍進!さまざまな収益方法
今回の発表では、ゲームアプリの収益モデルの移行、サブスクリプションの台頭、個別購入の健闘など、多様な収益方法がわかってきました。◆ゲームの収益モデルが課金から広告へ
ゲームアプリの主な収益は大きく分けて、ガチャなどのアプリ内課金と、画面内に表示される広告の2種類があります。2018年に日本でダウンロードされたゲームの主な収益は、このアプリ内課金と広告が半々だったのに対し、2019年では広告が75%、アプリ内課金が25%と大きく差が開きました。これはカジュアルゲームの人気が大きな原因でもあると分析しています。
◆非ゲームアプリはサブスクが伸張
日本国内の非ゲームアプリの収益を見ると、「LINEマンガ」が1位、「ピッコマ」が5位、「少年ジャンプ+」が9位と、個別課金モデルの漫画アプリが検討。また、3位の「LINE MUSIC」、8位の「YouTube」、15位の「DAZN」のようなサブスクリプションの月額課金サービスが大きく順位を伸ばし、今後の成長モデルとして注目されています。キャッシュレス元年「○○ペイ」
2019年はキャッシュレス決済が一気に普及した年でもありました。日本でブレイクしたファイナンスアプリの月間利用者ランキングでは、「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」が上位を独占。おもしろいのは、「三井住友銀行アプリ」「りそなグループアプリ」「東京三菱UFJ銀行」といった銀行アプリも同じくベスト20にランキングしている点です。LINEは数年前までは「LINE:ディズニー ツムツム」が収益の3割以上を占めていました。しかし、2019年はスタンプや漫画のサービスが4割強を占めるように変遷しています。毎年刻々と変わっていくアプリの世界。「2020年はどんなアプリが世間をにぎわすのでしょうか?
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