地震を知らせる緊急地震速報の発信条件と受信確認
大きな地震が発生するとスマホが物凄いアラーム音と振動を発し、「緊急地震速報」が届きます。揺れの来る少し前に通知が来ると、ハッと身構える時間をくれる緊急地震速報がどのようにして出るのか知っていますか? その発信される条件と仕組み、さらに、きちんと受信するための設定についてみていきましょう。
緊急地震速報は地震発生数秒で気象庁から発表
地震には早くすぐに届く初期微動のP波と、大きな揺れの原因でゆっくり届くS波があります。地震発生の瞬間に地震計でとらえたP波は解析され、数秒後に気象庁へデータを送信。気象庁は予想される震度などを計算、緊急地震速報として報道機関や防災機関に発信し、私たちのスマホに届きます。気象庁によると緊急地震速報がでる条件は次のとおりです。
地震波が2点以上の地震観測点で観測され、最大震度が5弱以上と予想された場合に発表する。
予測震度でプラスマイナス1の誤差はあるそうですが、大きな地震で被害を抑えるために少しでも対策できるよう、速報性を重視しているとのこと。そのおかげで身を守る時間ができるのですね。
緊急地震速報を受信できるか確認
緊急地震速報は、災害・避難情報などを受け取れる「エリアメール」と呼ばれるサービスのひとつで、「災害用キット」というアプリで受信することが可能です。◆設定の確認
通常、エリアメールを受信するために特別な設定をする必要はありませんが、念のため緊急地震速報が受信できるか確認しておきましょう。▲「災害用キット」アプリをタップします。
▲「緊急速報エリアメール」の設定にある「エリアメールの許可」が有効になっていればOK。
◆こんなアラームが鳴ります
関東のように地震が時々発生しているエリアに住んでいる人なら、緊急地震速報の音を聞いたことがあると思います。逆に、地震のあまり起きない場所で暮らしていると、どんな音がするのかわからない人もいるかもしれません。そんな人におススメしたいたいのがこの動画。動画の冒頭にもあるように、実際と同じ音声が鳴ります。何度聞いてもドキッとする音声ですからご注意ください。
私たちを守るために発信される緊急地震速報。いざという時に鳴らなかったということがないよう、いま一度スマホの設定を確認しておきましょう。
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